【患者さんからのご質問】過活動膀胱(かかつどうぼうこう)とは何ですか?
■患者さんからのご質問
過活動膀胱(かかつどうぼうこう)とは何ですか?最近、テレビのCMや、健康番組等もよく聞きます。そもそも、それはどのような症状で、治療方法はあるのでしょうか。
■お答え
「過活動膀胱」とは、急に発生する我慢できない強い尿意(尿意切迫感)を主症状とする症候群のことです。正常な状態では、膀胱(ぼうこう)の収縮は脳の命令によりコントロールできるのですが、何らかの原因により膀胱のコントロールがうまく行えなくなり、強い尿意を覚える状態のことです。
少量の尿で膀胱が過剰に収縮してしまい、我慢できないような強い尿意切迫感が急激に起こり、「トイレが近くなる」「就寝後に何回もトイレに起きる」「トイレにたどり着くまでに尿を我慢できない」といったことが起こります。
治療は可能な病気です。まず、今困っていることが、どういう状態かをしっかり確認するため、検査や問診を行います。尿検査や超音波検査(エコー検査)により、膀胱や腎臓に異常がないかを確認。問診では、日々の暮らしの中での排尿パターンや、どのような時に我慢ができないかお尋ねします。そこから治療が始まります。
[回答者]
沖野上クリニック(福山市) 泌尿器科/畠 和宏医師
■本件についてのお問い合わせは・・・沖野上クリニック 084-932-3666